ライトウェーブとは?素材の特徴と他素材との違いを徹底解説
「ライトウェーブ」という素材を聞いたことはありますか?マットレスや寝具を探していると目にすることがあるかもしれませんが、「一般的なファイバーやウレタンと何が違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
ライトウェーブとは、株式会社モーブルが福岡県大川市の自社工場で製造する、ポリエチレン樹脂100%からなる高反発の立体網状体クッション素材です。「水洗いができる」「通気性に優れる」「へたりにくい」といった機能性の高さから、マットレスをはじめ、ごろ寝ソファや屋外家具など幅広いシーンで採用されています。
この記事では、ライトウェーブの特徴・機能性・他素材との違いを詳しく解説します。
ライトウェーブは、株式会社モーブルが独自の製造技術で生産するポリエチレン樹脂100%の立体網状体クッション素材です。樹脂を立体的に絡み合わせた構造で、素材の90%以上が空気層で構成されています。
この構造が、圧倒的な通気性と保湿性、そして高い反発力を同時に実現しています。一般的なファイバーマットレスと同じポリエチレン系素材ですが、密度を部位ごとに自在に変えられる独自製法により、体圧分散の精度が大きく異なります。
2013年に新規事業としてOEM生産を開始し、2015年にはオリジナル寝具ブランド「Literie(リテリー)」として発表。現在では国内外のホテル・リゾート施設にも採用される、信頼性の高い素材として認知されています。
ライトウェーブは福岡県大川市の自社工場で一貫製造しています。素材の密度を自在に変えられる製法は国内随一で、部位ごとに異なる硬さを実現できるのは自社生産だからこそ。品質管理も徹底されており、安心の日本製です。
ライトウェーブ最大の特徴が、密度を部位ごとに調整できる点です。肩部分は柔らかく・腰部分は硬くといった設計が可能で、立っているときと同じような自然な背骨のカーブを寝ている間も保ちやすくなります。一般的なファイバーマットレスでは実現が難しいこの設計が、睡眠の質に直結します。
画像は、アスリートマックスの睡眠時における体圧分散熱分布図の一例です。
素材の90%以上が空気層で構成されているため、熱や湿気がこもりにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な睡眠環境を保ちやすいのが特徴です。ウレタン素材と比べても通気性の差は大きく、寝汗が多い方や蒸れによる寝苦しさを感じている方に特におすすめです。
ポリエチレン樹脂は撥水性が高く、水を弾く性質があります。そのためシャワーで丸洗いができ、汗・食べこぼし・花粉・ホコリなどの汚れをしっかり落とせます。また通気性の高い構造により速乾性に優れ、洗った後も短時間で乾かせます。
ライトウェーブの重量はわずか0.07g/cm³。ウレタンやスプリングと比べて大幅に軽く、女性でもひとりで持ち運びやすいのが特徴です。マットレスの移動や立てかけての乾燥も手間がかかりません。
使用しているポリエチレン樹脂は焼却処分が可能で、燃やしてもダイオキシン等の有害物質が発生しません。また、モーブルでは自社回収・再ペレット化による再利用にも取り組んでおり、サステナブルな素材として環境負荷の低減を目指しています。
第三者機関においてJIS規格に基づく耐久性試験を実施。ライトウェーブを半分の厚みまで連続80,000回繰り返し圧縮したところ、復元率は93%以上を記録しました。長期間使い続けても性能が落ちにくいことが、客観的なデータで証明されています。※耐久性試験商品は「アスリートマックス」です。
水洗いに加えて、アルコールや次亜塩素酸での消毒にも対応しています。衛生管理が特に重要な医療・介護施設やホテルなどでも採用されている理由のひとつです。
日本有数の家具産地として知られる福岡県大川市で、素材の製造から製品化まで一貫して行っています。品質管理が徹底された国内製造だからこそ、安定した品質をお届けできます。
| 比較項目 | ライトウェーブ | ウレタン | コイル |
|---|---|---|---|
| 耐久性 | ◎ へたりにくく劣化も少ない | △ へたりやすい | 〇 金属部分は丈夫だが全体交換になりやすい |
| 通気性・清潔性 | ◎ 蒸れにくく、ダニ・カビが発生しにくい | △ 蒸れやすく、ダニ・カビが発生しやすい | △ 内部にダニ・カビが生じやすい |
| メンテナンス | ◎ 水洗い・アルコール消毒可。中材のみ交換可 | × 水洗い不可。カバーごと交換が多い | × 全交換・買い替えになるケースが多い |
| 環境 | ◎ 一般ゴミで焼却処分可。リサイクル可 | △ 産業廃棄物として処分 | △ 産業廃棄物として処分 |
| ランニングコスト | ◎ 耐久性が高くパーツ交換で長期使用可 | △ 劣化による交換回数が増えコストがかかる | △ 買い替え・処分費用の面でデメリット |
ウレタンは柔らかい寝心地が特徴ですが、通気性が低く蒸れやすい点と、へたりやすさがデメリットです。コイルは耐久性がある一方、重くてメンテナンスがしにくく、処分も大変です。ライトウェーブはこれらの弱点をカバーしながら、長く清潔に使い続けられる素材として設計されています。
ライトウェーブの機能性は、一般家庭だけでなく多くの企業・施設にも認められています。
屋外の雨ざらし環境でも使用できる耐候性と、アルコール消毒に対応した衛生性が、厳しい使用条件のプロの現場でも選ばれる理由です。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2013年 | 新規事業として立体網状構造体(現・ライトウェーブ)のOEM生産開始 |
| 2015年 | ライトウェーブを使用したオリジナル寝具ブランド「Literie」発表 |
| 2018年 | バイオマスプラスチック配合の試作開始。「ごろ寝ソファ」を開発 |
| 2019年 | 抗菌防臭機能を付与した抗菌ブラックモデルを開発 |
| 2021年 | 国産バイオマスプラスチック「RiceResin®」配合の「RICEWAVE®」開発に成功 |
| 2022年 | アウトドア家具コレクション「KAIS」発表 |
| 2023年 | サステナビリティを追求するべく、ライトウェーブの再ペレット化の運用開始 |
ライトウェーブの機能性を最大限に活かして開発されたのが、マットレスシリーズ「ATHLETE-Max(アスリートマックス)」です。ソフト・ミディアム・ハードの3種類のライトウェーブを自由に組み合わせてカスタマイズでき、さらにパーツ単位で交換できる設計で、長く使い続けるほどコストパフォーマンスが高まります。