テレビの配線を壁の中に隠す工事の流れと費用の目安
「壁掛けテレビにしたのに、配線が垂れ下がっていてすっきりしない」
「フロートテレビボードを設置するなら、配線も壁の中に隠したい」
そんな方に必要なのが、「隠蔽配線工事(壁内配線工事)」です。
この記事では、テレビ配線を壁の中に隠す工事の仕組み・流れ・費用の目安・業者の選び方までを、フロートテレビボードの製造メーカーの視点で解説します。
隠蔽配線工事とは、電源コード・アンテナケーブル・HDMIなどのケーブル類を壁の内部に通し、テレビ周りから完全に見えなくする工事です。壁掛けテレビやフロートテレビボードと組み合わせることで、リビングを「コードゼロ」の空間に仕上げられます。
依頼から施工完了までの流れを確認しておきましょう。
壁の構造(木造・RC造・鉄骨造)、既存のコンセント・アンテナ端子の位置、配線ルートの可否を業者が確認します。費用は現地の状況によって大きく変わるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。複数業者からの相見積もりを推奨します。
どこからどこへケーブルを通すか、コンセント・端子をどこに設置するかを確定します。フロートテレビボードを設置する場合は、ボードの背面に隠れる高さにコンセントを設けるのがポイントです。この段階でウォーリンの寸法図を業者に渡すとスムーズに進みます。
壁の中にケーブルを通し、必要に応じてコンセント・アンテナ端子を増設・移設します。木造住宅では間柱の位置を確認しながら配管を通します。施工中は壁に一時的な穴があきますが、施工後はきれいに補修・クロスで仕上げます。
配線工事完了後、テレビ壁掛け金具やフロートテレビボードを設置し、テレビ・周辺機器をつなぎます。全チャンネルの受信・各機器の動作を確認して完了です。
費用は住宅の構造・配線ルートの長さ・コンセント増設の有無によって異なります。あくまで参考目安として確認してください。
| タイミング | 費用感 | 施工の難易度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 新築・リフォーム時(着工前) | 最安(空配管を仕込むだけ) | 低 | ◎ |
| リフォーム時(壁仕上げ前) | 安い | 低〜中 | ◎ |
| 既存住宅(木造・壁下地あり) | 中程度 | 中 | ○ |
| 既存住宅(RC造・下地なし) | 高い | 高 | △ |
隠蔽配線は、新築・リフォームの設計段階で計画するのが最もコスト・手間ともに有利です。壁の仕上げ工事の前に「空配管(からはいかん)」を仕込んでおけば、後から別途工事する必要がほとんどなくなります。
隠蔽配線工事の品質は業者によって大きく異なります。次の点を確認してから依頼しましょう。
壁内配線工事はDIYでできますか?
コンセント増設・端子の移設などを伴う場合は電気工事士の資格が必要です。無資格での施工は法律違反になるため、必ず専門業者に依頼してください。
賃貸でも壁内配線工事はできますか?
賃貸物件では壁への穴あけを伴う工事は原則として行えません。管理会社の許可なく施工した場合、原状回復費用が発生する可能性があります。賃貸の方には工事不要の壁掛けパネル+ムービングアームがおすすめです。
フロートテレビボードの設置と配線工事は同時に依頼できますか?
はい、同時依頼が最もおすすめです。配線工事→テレビボード設置→テレビ設置という流れで一度で完結でき、後から別途工事するより費用・手間ともに有利です。ウォーリンの寸法図を施工業者に事前に渡すとスムーズに進みます。
工事は何時間くらいかかりますか?
壁の構造・配線ルートの難易度によって異なりますが、標準的な木造住宅でのテレビ壁掛け+隠蔽配線工事は2〜4時間程度が目安です。RC造など難易度が高い場合は半日〜1日かかる場合もあります。
テレビ配線を壁の中に隠す隠蔽配線工事は、コードゼロのすっきりとした空間を実現するための最も効果的な方法です。費用は条件によって大きく異なりますが、新築・リフォーム時に計画しておくことで大幅にコストを抑えられます。