テレビの配線を壁の中に隠す工事の流れと費用の目安

壁内隠蔽配線が完了した壁掛けテレビ周りのすっきりしたリビング。コードが一切見えない仕上がり

「壁掛けテレビにしたのに、配線が垂れ下がっていてすっきりしない」

「フロートテレビボードを設置するなら、配線も壁の中に隠したい」

そんな方に必要なのが、「隠蔽配線工事(壁内配線工事)」です。

この記事では、テレビ配線を壁の中に隠す工事の仕組み・流れ・費用の目安・業者の選び方までを、フロートテレビボードの製造メーカーの視点で解説します。

📋 この記事でわかること
  • 隠蔽配線工事(壁内配線)とはどんな工事か
  • 工事の流れ4ステップ
  • 費用の目安(パターン別)
  • 新築・リフォーム時に依頼するとお得な理由
  • 業者を選ぶときのチェックポイント

1. 隠蔽配線工事とは?何ができて何ができないのか

隠蔽配線工事とは、電源コード・アンテナケーブル・HDMIなどのケーブル類を壁の内部に通し、テレビ周りから完全に見えなくする工事です。壁掛けテレビやフロートテレビボードと組み合わせることで、リビングを「コードゼロ」の空間に仕上げられます。

できること

  • 電源コード・アンテナケーブル・HDMI・LANケーブルなどを壁内に通す
  • テレビ設置位置にあわせてコンセント・アンテナ端子を増設・移設する
  • フロートテレビボードの背面にコンセントを隠す位置に設置する
  • 新築・リフォーム時に「空配管」を仕込んでおくことで、後の工事を簡単にする

できないこと・注意点

⚠️ 注意:コンセント増設・端子移設など電気系統に関わる工事は「第2種電気工事士」の資格が必要です。無資格での施工は電気工事士法違反となり、3ヶ月以下の懲役または3万円以下の罰金が科される場合があります。必ず専門業者に依頼してください。
  • 鉄筋コンクリート造の壁への貫通工事は難易度・費用が大幅に上がる(10万円超になる場合も)
  • 賃貸物件では原則として壁への穴あけ工事は不可(管理会社の許可が必要)
  • 施工後のやり直し・変更には再工事費用が発生する

2. 工事の流れ4ステップ

依頼から施工完了までの流れを確認しておきましょう。

  • 1
    現地調査・見積もり

    壁の構造(木造・RC造・鉄骨造)、既存のコンセント・アンテナ端子の位置、配線ルートの可否を業者が確認します。費用は現地の状況によって大きく変わるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。複数業者からの相見積もりを推奨します。

  • 2
    配線ルートの確定

    どこからどこへケーブルを通すか、コンセント・端子をどこに設置するかを確定します。フロートテレビボードを設置する場合は、ボードの背面に隠れる高さにコンセントを設けるのがポイントです。この段階でウォーリンの寸法図を業者に渡すとスムーズに進みます。

  • 3
    壁内配線・コンセント増設施工

    壁の中にケーブルを通し、必要に応じてコンセント・アンテナ端子を増設・移設します。木造住宅では間柱の位置を確認しながら配管を通します。施工中は壁に一時的な穴があきますが、施工後はきれいに補修・クロスで仕上げます。

  • 4
    テレビ・家具の設置・動作確認

    配線工事完了後、テレビ壁掛け金具やフロートテレビボードを設置し、テレビ・周辺機器をつなぎます。全チャンネルの受信・各機器の動作を確認して完了です。

3. 費用の目安(パターン別)

費用は住宅の構造・配線ルートの長さ・コンセント増設の有無によって異なります。あくまで参考目安として確認してください。

💰 隠蔽配線工事 費用の目安
壁内配線のみ(既存コンセントが近い場合) 1〜3万円程度
コンセント・アンテナ端子の増設を含む 3〜6万円程度
フロートテレビボード設置工事と同時依頼(壁内配線含む) 3〜8万円程度
RC造・鉄筋コンクリート造の壁貫通が必要な場合 10万円以上になる場合あり
⚠️ 注意:費用は業者・地域・住宅の構造によって大きく異なります。上記はあくまで目安です。必ず複数業者に見積もりを依頼し、施工内容と費用の内訳を事前に確認してください。
タイミング 費用感 施工の難易度 おすすめ度
新築・リフォーム時(着工前) 最安(空配管を仕込むだけ)
リフォーム時(壁仕上げ前) 安い 低〜中
既存住宅(木造・壁下地あり) 中程度
既存住宅(RC造・下地なし) 高い

4. 新築・リフォーム時に依頼するとコストが大幅に下がる

隠蔽配線は、新築・リフォームの設計段階で計画するのが最もコスト・手間ともに有利です。壁の仕上げ工事の前に「空配管(からはいかん)」を仕込んでおけば、後から別途工事する必要がほとんどなくなります。

新築・リフォーム時にやっておくべきこと

  • テレビを設置する壁の背面に空配管を通しておく:電源・アンテナ・HDMI・LAN用のルートをあらかじめ確保
  • コンセント・アンテナ端子の位置をテレビボードの背面に隠れる高さに設定する:フロートテレビボードなら床から天板背面の高さに合わせる
  • テレビボードの寸法図を設計士・工務店に事前に渡す:コンセント位置のズレを防ぐ
Wallin/ウォーリンの詳細な寸法図は、設計士・工務店へ共有用にご用意しています。詳しくは製品ページをご覧ください。

5. 業者を選ぶときのチェックポイント

隠蔽配線工事の品質は業者によって大きく異なります。次の点を確認してから依頼しましょう。

  • 第2種電気工事士の資格
  • 見積もりに施工内容(配線ルート・コンセント増設の有無)と費用の内訳が明示されているか
  • 複数業者に相見積もりを取る(1社のみの見積もりは避ける)
  • 施工後の保証・アフターフォローがあるか確認する
  • 壁掛けテレビ・フロートテレビボードの設置実績があるか
  • マンション・集合住宅の場合は管理会社の許可を事前に取得する
⚠️ 注意:「壁掛け金具の取り付け」は電気工事士の資格が不要な業者でも行えますが、コンセント増設・端子移設が伴う場合は電気工事士の資格保有者が施工する必要があります。依頼前に確認してください。

6. Q&A

壁内配線工事はDIYでできますか?

コンセント増設・端子の移設などを伴う場合は電気工事士の資格が必要です。無資格での施工は法律違反になるため、必ず専門業者に依頼してください。

賃貸でも壁内配線工事はできますか?

賃貸物件では壁への穴あけを伴う工事は原則として行えません。管理会社の許可なく施工した場合、原状回復費用が発生する可能性があります。賃貸の方には工事不要の壁掛けパネル+ムービングアームがおすすめです。

フロートテレビボードの設置と配線工事は同時に依頼できますか?

はい、同時依頼が最もおすすめです。配線工事→テレビボード設置→テレビ設置という流れで一度で完結でき、後から別途工事するより費用・手間ともに有利です。ウォーリンの寸法図を施工業者に事前に渡すとスムーズに進みます。

工事は何時間くらいかかりますか?

壁の構造・配線ルートの難易度によって異なりますが、標準的な木造住宅でのテレビ壁掛け+隠蔽配線工事は2〜4時間程度が目安です。RC造など難易度が高い場合は半日〜1日かかる場合もあります。

7. まとめ

テレビ配線を壁の中に隠す隠蔽配線工事は、コードゼロのすっきりとした空間を実現するための最も効果的な方法です。費用は条件によって大きく異なりますが、新築・リフォーム時に計画しておくことで大幅にコストを抑えられます。

  • コンセント増設を伴う工事は電気工事士の資格保有業者に依頼する
  • 必ず複数業者に相見積もりを取る
  • 新築・リフォーム時は設計段階で空配管とコンセント位置を計画する
  • フロートテレビボード設置と同時依頼がコスト・手間ともに最適
  • マンションは管理会社の事前許可を取得する


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